先日の大阪室内陸上は関東や北陸、大阪の陸上クラブで指導している面々と昼食をともにし、観戦し、夕食を共にしました。
陸上好きの集まりですから終始陸上の話題です。
練習内容から技術論まで。また実際に所属選手の動画をみて意見交換などを行っていました。
私は陸上指導者ではありませんが、トレーナーとして、どういう動作をすると無理がないか?という視点から意見させていただきました。

私は走る人の腕の振りにまず着目します。腕振りは脚の動きに影響しますし、左右ねじれた振り方をしていると骨盤が捻れいずれ故障に繋がるからです。
この大会で優勝した三段跳びの選手にも腕の振り方を教えたところ、大変センスが良くすぐにものにしてしまいました。
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さて、話を戻します。指導者との意見交換でも、動画をチェックした選手の腕振りに着目し、力んでいるように見える点を指摘し、まずは選手がどういうイメージで振っているか?また指導者はどう考えどのような指導をしているかを聞いてみました。
 返ってきた答えは確かに指導者のイメージと選手がやろうとしていたことは一致していました。なぜ、そのようにさせたかの狙いは私も共感できましたが、アドバイスの仕方に問題があったようです。
やってほしい、そうなってほしい動きをそのまま意識してやっていたため、意識した=緊張した動きになっていました。

そこで、私は腕は前に振れば勝手に後方に行く、重量が働くわけだからと、それでその場で腕をブラブラふるところから始め、次に肩の構造上動く軌道は決まるからそれをみつけ楽に振れる場所で振る=リラックスした動きになるというような話をしました。

その後、現場に持ち帰り、私のアドバイスや他のコーチのアドバイスをそのまま選手にしてみたそうです。すると、選手からもとても走りやすい!という声があがり、見ている指導者も「こんなにキレのある走りを見たのは初めてだ」ということでした。

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このように言葉による伝達、アドバイスは意図することがその通り伝わり選手、クライアントが再現できるとは限りません。いろんな理解の仕方、解釈の仕方をするものですので、相手の理解度などに照らし合わせて「言葉の選択」をしないといけません。また、指導者の考え方で狙いと結果が変わってくることもあり、腕を振るとうことひとつとっても難しいなと思うと同時に、下手なアドバイスは百害あって一利なし、言葉は慎重に選ばないといけないし、よく考えた上で発しなければいけないと再確認したのでありました。

なんにせよ、選手の動きが変わってくれたようで良かったです。